2020年度のホームカミングデイ/薬学部・同窓生シンポジウムの開催中止について
大学院医歯薬学総合研究科 博士課程第2回入試のお知らせ
大学院医歯薬学総合研究科 博士課程では、2021年1月19日(火)に第2回入試(オンラインでの口述試験)を実施します。
出願期間は2020年12月14日~25日(必着)です。
詳細はこちらをご覧ください。
(掲載日:2020年9月10日)
(問い合わせ先:教務学生担当)
日本薬学会中国四国支部奨励賞の受賞(小島慧一助教)
本学部の小島慧一 助教が令和2年度日本薬学会中国四国支部奨励賞を受賞しました。同賞は支部若手会員の学術活動の向上に資するべく、優秀な将来性のある研究者としての名誉を顕彰して贈られる賞です。
研究題目: 光受容タンパク質・ロドプシンの生物物理化学研究
日本薬学会中国四国支部HP
(掲載日:2020年12月21日)
(お問い合わせ:生体物理化学分野 須藤 雄気)
【令和3年2月24日締切】分子生物学分野 助教の公募について
このたび,薬科学専攻 創薬分子生命科学講座 分子生物学分野の助教1名を公募により選考することになりました(令和3年2月24日(水)締切)
詳細は公募ページ((リンクhttp://www.pharm.okayama-u.ac.jp/information/recruitment/ )を参照してください。
メチル水銀による中枢神経系障害のメカニズムを解明
薬効解析学分野の上原 孝教授、平岡秀樹さん(博士後期課程3年生)、野村亮輔さん(博士後期課程1年生)らの研究グループは、マウス脳内におけるメチル水銀誘発性障害部位において、神経細胞選択的に小胞体ストレスが惹起されることを初めて明らかにしました。
水俣病の原因物質として同定されたメチル水銀は神経細胞死を誘導し、脳内の特定領域を障害することが知られていますが、その詳細なメカニズムは未だ明らかになっていませんでした。当研究グループは小胞体ストレス発生を可視化する遺伝子改変マウスを用いて解析を行い、メチル水銀によって脳領域・細胞選択的に小胞体ストレスが惹起され、このシグナルが神経細胞死に連関することを見出しました。この知見は水俣病発症メカニズムの理解や新規治療法の開発に繋がることが期待されています。
なお、本研究成果は、2021年1月16日に科学誌 「Archives of Toxicology」(Q1ジャーナル、IF:5.059, SJR:1.379)に掲載されました。
#本研究は文部科学省科学研究費 基盤研究(B)、基盤研究(S)、挑戦的萌芽研究、環境省「重金属等の健康影響に関する総合的研究(水俣病に関する総合的研究)」の助成を受けて、国立水俣病総合研究センター、金沢医科大学、筑波大学との共同研究にて行われたものです。
雑誌名:Archives of Toxicology (2021)
題 名:Spatiotemporal analysis of the UPR transition induced by methylmercury in the mouse brain
著 者:Hideki Hiraoka, Ryosuke Nomura, Nobumasa Takasugi, Ryoko Akai, Takao Iwawaki, Yoshito Kumagai, Masatake Fujimura, & *Takahsi Uehara
(掲載日:2021年1月22日)
(お問い合わせ:薬効解析学分野 上原 孝)
レチノイドX受容体に対する新たな拮抗薬を創出 〜核内受容体を標的とする創薬研究に貢献〜
合成医薬品開発学分野の加来田博貴准教授、渡邉将貴さん(博士後期課程3年生)、静岡県立大学食品蛋白質工学研究室の中野祥吾助教らの共同研究グループは、新しいレチノイドX受容体(RXR)拮抗薬の創出に成功しました。この成果は、RXRを標的とした創薬研究におけるメカニズム解明に有用です。
RXRは、その作動薬による2型糖尿病やパーキンソン病などへの治療効果が期待されており、創薬ターゲットとして注目されています。RXRは、DNAに結合して遺伝子発現を制御する核内受容体の一つです。自身によるホモ二量体以外に、PPARやLXRなど他の核内受容体とヘテロ二量体を形成します。これまでのRXR拮抗薬は、PPARもしくはLXRの作動薬と併用すると、これらの活性を間接的に阻害しました(アロステリック拮抗作用)。今回見出した新しいRXR拮抗薬は、このようなアロステリック拮抗作用を示さないことから、機能が分かっていないRXRホモ二量体に関する研究などに有用と考えられます。
本研究成果は、2020年12月24日付でアメリカ化学会誌「Journal of Medicinal Chemistry」に掲載されました。
本研究は文部科学省科学研究費 基盤研究(C)、若手研究、東京生化学研究会、小林財団の助成を受けて、静岡県立大学、日本大学との共同研究にて行われたものです。
雑誌名:Journal of Medicinal Chemistry (2021).
リンク:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jmedchem.0c01354
題 名:Discovery of a “Gatekeeper” Antagonist that Blocks Entry Pathway to Retinoid X Receptors (RXRs) without Allosteric Ligand Inhibition in Permissive RXR Heterodimers
著 者:Masaki Watanabe, Michiko Fujihara, Tomoharu Motoyama, Mayu Kawasaki, Shoya Yamada, Yuta Takamura, Sohei Ito, Makoto Makishima, Shogo Nakano,* and Hiroki Kakuta*
(掲載日:2021年1月28日)
(お問い合わせ:合成医薬品開発学分野 加来田 博貴)
長井記念薬学研究支援事業 2021年度採用者に内定(博士課程1年・谷口理香子さん)
2021年1月15日開催の公益社団法人日本薬学会理事会において、長井記念薬学研究奨励支援事業の2021年度採用内定者が決定され、本研究科博士課程に在籍中の谷口理香子さん(指導教員:上原 孝教授)が選ばれました。
本事業は、薬学の発展のために今後一層重要となる学位を取得した多様な薬剤師や薬学研究者を輩出することを目的としています。
学位取得に向け研究に専念できる環境整備は、日本薬学会の大きな使命の一つとされており、初代会頭長井長義博士の偉大な研究業績を記念した薬学研究者育成のため、大学院生の研究奨励支援するものです。
日本薬学会HPのお知らせ
https://www.pharm.or.jp/news/news_20210129392.html
(掲載日:2021年2月9日)
(お問い合わせ:薬効解析学分野 上原 孝)
日本学術振興会特別研究員に薬学系から2名採択されました
日本学術振興会は我が国トップクラスの優れた若手研究者を養成し、学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保を図るため特別研究員制度を実施しています。
特別研究員制度は優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与えることにより、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保に資することを目的として、大学院博士課程在学者及び大学院博士課程修了者等で、優れた研究能力を有し、大学その他の研究機関で研究に専念することを希望する者を特別研究員に採用し、研究奨励金を支給する制度です。
また、子育て支援や学術研究分野における男女共同参画の観点から、優れた若手研究者が、出産・育児による研究中断後に円滑に研究現場に復帰できるように支援する「特別研究員-RPD」事業を平成18年度に創設しています。
この度、令和3年度に薬学系から以下の2名が新規採択(内定)されました。
中原 健吾さん R3年度DC2特別研究員採用(指導教員 上原 孝教授)
佐田 渚さん R3年度RPD特別研究員採用(指導教員 井上 剛准教授)
また、現在、薬学系で採択されている大学院生は次の通りです。
金城 那香さん H31年度DC1特別研究員採用(指導教員 高杉展正准教授)
藤河 香奈さん R2年度DC1特別研究員採用(指導教員 上原 孝教授)
平岡 秀樹さん R2年度DC2特別研究員採用(指導教員 上原 孝教授)
日本学術振興会特別研究員のHPです。
https://www.jsps.go.jp/j-pd/
(掲載日:2021年2月10日)
(お問い合わせ:薬効解析学 上原 孝、生物物理化学 井上 剛)
大学院医歯薬学総合研究科 博士課程第3回入試のお知らせ
大学院医歯薬学総合研究科 博士課程では、2021年3月20日(土)に第3回入試(オンラインでの口述試験)を実施します。
出願期間は2021年3月15日~16日(必着)です。
詳細はこちらをご覧ください。
(掲載日:2021年2月16日)
(お問い合わせ:教務学生担当)
2020年度・「創発的研究支援事業」に採択(渋川敦史・特任助教)
本学部の渋川敦史 特任助教(生体物理化学研究室)がJST「創発的研究支援事業」の第一期生に採択されました。同事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ原則7年間(途中ステージゲート審査を挟む、最大10年間)にわたり長期的に支援するものです。
研究課題名:世界最速光波面シェイピングによる光散乱との共生
(掲載日:2021年2月17日)
(お問い合わせ:生体物理化学分野 須藤 雄気)
環境物質1,2-ナフトキノンが上皮細胞成長因子受容体に結合し活性化することを発見
薬効解析学分野・上原 孝教授,中原健吾さん(博士後期課程2年),浜田恭平さん(修士課程修了),土田知貴さん(博士前期課程1年),呼吸器・乳腺内分泌外科学分野(医学系)豊岡伸一教授らの研究グループは、PM2.5などに含まれる環境親電子物質1,2-ナフトキノン(1,2-NQ)が上皮細胞成長因子(EGF)受容体を選択的に活性化する外来性化合物であることを突き止めました.
1,2-NQは体内に取り込まれたナフタレンの代謝産物ですが,大気やPM2.5中,あるいは排気ガス,タバコ煙などにも存在しています.したがって,私たちは日常的に,呼吸を通じて,ごくごく微量の1,2-NQに曝露されています.1,2-NQは求電子性分子(タンパク質)と共有結合(N-またはS-アリール化)しやすい特性を有しています.本研究では,1,2-NQが上皮細胞成長因子(EGF)受容体の特定アミノ酸(リジン残基)に共有結合し,結果として受容体を活性化することを世界に先駆けて明らかにしました.このことは,外来性環境物質である1,2-NQは生体内成長因子であるEGFと同様の効果を有することを示唆しています.事実,培養細胞に1,2-NQを添加すると,EGFと同様の生理応答(受容体のリン酸化,PI 3-キナーゼ–Akt経路)が観察されました.このシグナルは抗アポトーシス効果に連関することから,血清飢餓による細胞死に対する影響を調べたところ,低濃度で確かに細胞死が抑制されることを見出しました.
一方,この経路の持続的な活性化はがんをはじめとする疾患発症に関わることが知られています.本知見はPM2.5などによる肺疾患形成メカニズムの解明と新規治療法の開発に繋がると期待されています.今後,高濃度あるいは長時間の1,2-NQ曝露による肺疾患発症との因果関係や大気汚染による生体への影響について解析する予定となっています.
なお、本研究成果は、2021年3月7日に科学誌 「Journal of Biological Chemistry」(Q1ジャーナル,IF:4.238, SJR:2.403)に掲載されました.
#本研究は文部科学省科学研究費 基盤研究(B),基盤研究(S),挑戦的萌芽研究などの助成を受け,筑波大学・熊谷嘉人教授との共同研究にて行われたものです。
雑誌名:Journal of Biological Chemistry (https://doi.org/10.1016/j.jbc.2021.100524)
題 名:Covalent N-arylation by the pollutant 1,2-naphthoquinone activates the EGF receptor
著 者:Kengo Nakahara, Kyohei Hamada, Tomoki Tsuchida, Nobumasa Takasugi, Yumi Abiko, Kazuhiko Shien, Shinichi Toyooka, Yoshito Kumagai, & Takashi Uehara*
(掲載日:2021年3月15日)
(お問い合わせ:薬効解析学分野 上原 孝)
【重要】入学式,オリエンテーション日程について
【6月13日(日)開催】第26回岡山大学薬学部公開講演会のお知らせ
本年度の薬学部公開講演会を次のとおり実施いたします。
みなさまのご参加をお待ち申し上げております。
日 時:令和3年6月13日(日) 9時30分~11時50分
場 所: オンラインによる開催 (Zoom利用予定)
対 象:高校生(先着100名まで)
参加費:無料
参加申込:6/7(月)までに下記の専用Webサイト(同QRコード)よりお申込み下さい。
Zoomアドレスは6/7(月)以降に参加者にお知らせいたします。
https://forms.gle/Fo1jjkHxzKfvRVHe7
詳細は以下の案内をご覧ください。
なお,薬学部の入試情報については,オープンキャンパスにてご確認ください。
7月4日(日)開催】令和3年度 岡山大学薬学部公開講座「現代の薬学(第32回)」を開催します。(※薬剤師の方限定)
本講座では,現代の薬学研究がどのように進められているのか,また,日常生活とどのように結びつくのかという観点から,薬学部教員による講義を行います。また,薬用植物園を一般公開し,医療や健康の維持のために使用されてきた植物の実際についても観察できる機会を提供します。
日 時:令和3年7月4日(日) 9時00分~14時40分
場 所: 岡山大学薬学部大講義室および附属薬用植物園
対 象:※薬剤師の方限定
受講定員:50名(申込多数の場合は先着順)
受講料:無料
申込方法:
① 受付期間 令和3年6月4日(金)~6月25日(金)
② 申込先 岡山大学薬学部庶務担当
〒700-8530 岡山市北区津島中一丁目1番1号
E-mail:nee7913@adm.okayama-u.ac.jp
③ 提出書類等 問診票(申し込み後に送付いたします)
④ 申込方法 ・専用申込フォーム(下記URLまたはQRコード)から申し込みください。
https://forms.gle/HFXS9j7p9qcHpUnc6
・電話及び訪問による申込はお断りいたします。
その他:薬剤師研修センターの集合研修会の申請を行っていますので,全ての講義を受講いただくと3単位の研修受講シールを配布します。
配布には薬剤師免許番号が必要となりますので,希望者の方は申込フォームに薬剤師免許番号をご記入ください。
日病薬病院薬学認定薬剤師制度(研修番号Ⅴ-2:3単位)を申請中です。
詳細は以下の募集要項等をご覧ください。
レチノイドX受容体(RXR)を標的とする分子の新しい探索法を開発
合成医薬品開発学分野の加来田博貴准教授、瀧奥真歩さん(2019年薬学科卒)、高村祐太さん(博士後期課程2年)、静岡県立大学食品蛋白質工学研究室の中野祥吾准教授らの共同研究グループは、レチノイドX受容体(RXR)に結合する分子の新たな探索法を開発しました。
RXRに結合し活性化する分子は抗炎症作用を示し、ステロイド系抗炎症薬に代わることが期待されています。加来田准教授らのグループでは、これまでにもRXRに結合する分子の探索法を見出して来ました。しかしながら、これまでに用いられていた放射性物質を利用した方法との相関性が課題になっていました。放射性物質を扱う方法は、放射線に関する法規制に加え、それを行うための施設が必要となります。加来田准教授らのグループは、蛍光を発するRXR結合性の分子を作り、蛍光偏光法と呼ばれる物理現象を利用し、市販の装置を用いることで行える新しい探索法を生み出しました。今回見出した方法は、放射線を利用した手法と極めて高い相関性を示し、RXR結合性分子の新たな探索法として有用です。
本研究成果は、2021年5月7日付でアメリカ化学会誌ACS Medicinal Chemistry Lettersに掲載されました。
本研究は岡山工学振興会、東京生化学研究会、小林財団、尚志社奨学金の助成を受けて、静岡県立大学との共同研究にて行われたものです。
雑誌名:ACS Medicinal Chemistry Letters (2021).
リンク:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsmedchemlett.1c00201
題 名:Creation of Fluorescent RXR Antagonists Based on CBTF-EE and Application to a Fluorescence Polarization Binding Assay
著 者:Maho Takioku#, Yuta Takamura#, Michiko Fujihara, Masaki Watanabe, Shoya Yamada, Mayu Kawasaki, Sohei Ito, Shogo Nakano, Hiroki Kakuta (# equally contributed)
(掲載日:2021年5月17日)
(お問い合わせ:合成医薬品開発学分野 加来田 博貴)
大学院医歯薬学総合研究科 博士課程 第1回入試のお知らせ
大学院医歯薬学総合研究科 博士課程では、2021年8月17日(火)に第1回入試(オンラインでの口述試験)を実施します。
出願期間は2021年7月12日~30日(必着)です。
詳細はこちらをご覧ください。
(掲載日:2021年6月11日)
(お問い合わせ:教務学生担当)
大学院医歯薬学総合研究科 博士前期・博士後期第1回入試のお知らせ
大学院医歯薬学総合研究科 博士前期・博士後期では、大学院生を募集しています。
以下の日程で第1回入試(2021年10月入学、2022年4月入学)を実施します。
出 願 期 間 : 2021年7月9日(金)~7月15日(木)必着
試験日(筆記・面接): 博士前期:2021年8月24日(火)
博士後期:2021年8月25日(水)
第1回博士前期後期募集ポスター
募集要項や過去問はこちら
(掲載日:2021年6月11日)
(お問い合わせ:教務学生担当)
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